第13回全国障害者スポーツ大会「スポーツ祭東京2013」は10月12日(土)~14日(月)の3日間、東京都内で開催され、埼玉県選手団192名(選手121名、役員71名)が参加しました。
12日、味の素スタジアムおいて開会式が開かれ、47都道府県20政令市の計67選手団が南から北の順で入場行進をしました。埼玉県選手団は旗手を務めたフットベースボール競技の有原正純選手を先頭に53番目に入場し、代表行進した選手、役員32名は、埼玉県旗やコバトンをモチーフとした小旗を振りながら元気一杯行進をしました。
12日午後からは競技が開始され、埼玉県選手団は陸上競技、水泳、アーチェリー、卓球、フライングディスク、ボウリングの6個人競技の他、フットベースボール、バレーボール(知的障害男子の部)、車椅子バスケットボール、グランドソフトボールの4団体競技に出場。練習の成果を発揮し、個人競技は金メダル37個、銀メダル13個、銅メダル29個を獲得、陸上競技で1種目、水泳で3種目の大会新記録を樹立しました。バレーボール(知的障害男子の部)は平成16年埼玉大会以来の出場で準優勝を勝ち取りました。
大会期間中は実施本部員、サポートボランティアの方々に暖かく迎えていただき、他県の選手や東京都の方々との交流も大いに図られた大会となりました。
参加者感想
陸上競技 酒井園実選手(出場種目:100m、200m、4×100mリレー)
「13日の100mではすごくリラックスできて、金メダルをとれました。ゴールしたあとは涙がとまりませんでした。14日の200mはドキドキしながらはじまりました。残りの100mではとなりの人とすごく接戦でした。2つ目金メダル。4×100mリレーはアンカーでした。アンカーは男性の人と戦うのがすごく怖かったです。すごく怖かったけど男性にまけない心もあり皆さまの応援があったから金メダルがとれました。この全国大会では金メダル3コとれました。来年も一生懸命金メダルをとれるように頑張りたいです。」
水泳 西田杏選手(出場種目:50m自由形、50m背泳ぎ)
「今回は出場種目2種目とも自己ベストで1位をとることができて良かったです。50m自由形では大会新記録を出すことができました。県代表として、しっかりと結果を残せて良かったです。ありがとうございました。」
アーチェリー 小林和生選手(出場種目:リカーブ30mダブル)
「アーチェリー出合えて1年と少々、沢山の人から指導を受け、日々考えながらの練習。少し自信がついて来た所での予選、普段より良い成績におどろいた自分。本番、全スポは練習より力が発揮できなかったが満足。これからの課題が見つかるとてもよい経験になった全スポ、沢山の人に感謝。」
卓球 丸山ひより選手(出場種目:一般卓球)
「初めての国体で、とても緊張しました。でも監督、コーチ、仲間のおかげで少しずつ気持ちを落ち着かせることができました。一球一球力を入れずに返すことができ、自分のものにしていくことができました。この素晴らしい経験は、私の宝物になると思います。本当にありがとうございました。」
ボウリング 北條直子選手
「おかげさまで金メダルを獲得しました。私が投球したボックスは前回参加した仲間と一緒でした。試合終了後、選手同士互いの健闘をたたえ、大きな友情を育みました。また、来年開催される長崎国体の出場に向け、一年後の再開を果たせますよう頑張っていこうと思いました。」
フットベースボール 有原正純選手
「埼玉県選手団192名の内で僕は旗手になりました。緊張しましたが周りの人から「立派でした」とほめられて良かったです。岩手戦では、惜しくも敗戦してしまいましたが、良い勝負になりました。チームの気持ちを一つにし、これからも練習を頑張っていきたいです。」
バレーボール 小川宏樹選手
「初めての全国大会でしたが、準優勝という良い成績が残せてよかったと思います。チームにとっても、自分にとっても思い出に残る良い経験になりました。ありがとうございました。」
車椅子バスケットボール 原田翔平選手
「今回、初めて本大会に出場させて頂きました。試合はもちろん、その他の部分でも貴重な経験が出来た事を光栄に思います。レベルの高い試合が続く中、第一シードの仙台市と戦えた事は今後の競技人生において大きな成長材料になり得ると確信しています。今大会にご尽力いただいた全ての方に感謝し、また次回この大会に出場出来る様、精進したいと思います。」
グランドソフトボール 矢部隆之選手
「全国の壁の厚さに跳ね返された印象です。全力を尽くしましたが、練習方法から考え直さなければならないのかなと感じました。」
第13回全国障害者スポーツ大会(スポーツ祭東京2013)埼玉県選手団結団式を10月28日(土)熊谷スポーツ文化公園彩の国くまがやドーム体育館において実施しました。
結団式では埼玉県福祉部小池一夫副部長からあいさつをいただいた後、団旗の授与が行われ、副部長から塩浦綾子団長(一般社団法人埼玉県障害者スポーツ協会会長)を経て、旗手を務める有原正純選手(フットベースボール競技)に手渡されました。埼玉県身体障害者福祉協会の松本悦子会長、埼玉県手をつなぐ育成会の福岡三治参与から激励のことば をいただいた後、選手団を代表して塩浦団長、有原選手が「東京では埼玉県選手団として最高のパフォーマンスを発揮していきましょう。がんばるぞ埼玉。」と大会に向けた決意を述ました。
東京大会は10月12日~14日の3日間、東京都内において開催され、埼玉県からは6個人競技の他、関東ブロック地区予選会を勝ち抜いたフットベースボール、バレーボール(知的障害男子の部)、 車椅子バスケットボール、グランドソフトボールの4団体競技、選手121名、役員71名、計192名が参加します。
埼玉県選手団への応援、よろしくお願いします。
第13回全国障害者スポーツ大会に向けての埼玉県代表選手候補者強化練習会は8月4日(日)バレーボール、グランドソフトボールの強化練習会を皮切りに、8月10日(土)~11日(日)個人競技(陸上競技、水泳、アーチェリー、卓球、フライングディスク、ボウリング)、フットベースボールの強化合宿、8月11日(日)車椅子バスケバスケットボールの強化練習会を埼玉県立スポーツ総合センターほかで実施しました。
35度を超える厳しい暑さのなか、こまめな水分補給と体調管理に気を配りながら、目標をもって練習に励みました。
今後も10月の大会までに各競技2回~3回の強化練習会を実施します。