■特別強化支援事業
【趣旨】
パラリンピック競技大会において埼玉県ゆかりの選手が一人でも多く活躍できるよう、強化指定選手を選考し、強化活動に対する補助及びスポーツ科学の知見に基づく支援により本県の競技力向上を図る。
■基礎強化支援事業
【趣旨】
パラリンピックを目指し世界大会等で活躍する次世代のアスリートを強化・育成するため、県内を統括する障害者スポーツ競技団体が行う強化活動に対する支援により本県の競技力向上を図る。
教室・イベント
世界にはばたけ!彩の国選手育成強化事業の第7回強化練習会を、水泳は9月1日(日)県立草加かがやき特別支援学校プールにおいて、陸上競技、卓球は11月10日(日)上尾運動公園において実施しました。
この練習会に参加している選手から、世界大会に日本代表として出場する選手が続々と出てきています。水泳競技の西田杏選手は、5月にIDMベルリン2013(場所 ドイツ・ベルリン)、10月にアジアユースパラ競技大会 マレーシア2013(場所 マレーシア・クアラルンプール近郊)に出場。陸上競技では、金子遼選手、小林慶哉選手、山田宏一選手が6月にチェコINAS陸上選手権(場所 チェコ・プラハ市)、7月に髙桑早生選手が2013 IPC 陸上競技世界選手権大会(場所 フランス・リヨン)、7月~8月に門脇翠選手がデフリンピック競技大会ソフィア2013(場所 ブルガリア・ソフィア)、10月に菅原泉選手、八尾陽夏選手がアジアユースパラ競技大会マレーシア2013(場所 マレーシア・クアラルンプール近郊)に出場しました。
練習会場で当協会重田博副会長から世界大会に出場した各選手の紹介があり、また最後に当協会松本洋副会長から、「選手の皆さんにとって、世界大会は“夢”ではなく、もっと身近な“目標、目的”になったと思います。 これからも世界という大きな目標に向かって練習に取り組んでください。」と激励の言葉があり、今年度最後の練習会が終了しました。
世界にはばたけ!彩の国選手育成強化事業の第6回強化練習会を6月23日(日)実施し、選手41名スタッフ23名が参加しました。
陸上競技は上尾運動公園陸上競技場、水泳は草加かがやき特別支援学校プール、卓球はスポーツ総合センターアリーナ、アーチェリーは埼玉県障害者交流センターと県内各地に分かれての 練習会となりました。
このプロジェクトは世界を目指す陸上競技、水泳、卓球、アーチェリーのトップアスリートの育成強化及び底辺の拡充・競技人口の拡大、社会参加の推進を図ることを目的として実施しており、平成25年度は秋頃に 第7回練習会を実施予定です。
世界にはばたけ!彩の国選手育成強化事業の第5回強化合宿を11月10日(土)~11日(日)生命の森リゾート日本エアロビクスセンターにおいて実施し、選手39名、スタッフ23名が参加しました。
このプロジェクトは世界を目指す陸上競技、水泳、卓球、アーチェリーのトップアスリートの育成強化及び底辺の拡充・競技人口の拡大、社会参加の推進を図ることを目的として実施しています。
合宿では、陸上競技はロンドンオリンピック日本代表の山縣亮太氏(所属:慶應義塾大学)、アーチェリーは元パラリンピックの原口章氏を特別講師として招き、ご指導をいただきました。
合宿2日目に参加いただいた山縣氏から練習のあと芝生の上に選手・コーチが車座となり「挫折の繰り返しをいかに克服したか」「オリンピックでのプレッシャーをいかにしてはね返したか」等についてお話をいただきました。また、トップアスリートからの「スポーツを楽しく」というメッセージが印象的でした。
原口氏からはアーチェリーメンバーに対し、練習で撮影したビデオを参考にパラリンピックでの経験をふまえ長時間ミーティングが行われました。
講習会では、ロンドンパラリンピック陸上競技日本代表の髙桑早生氏(所属:慶應義塾大学)に「ロンドンパラリンピック私が見た世界の舞台」をテーマに代表内定からパラリンピック出場までを初出場のいまだからこそ感じる心境や、目標設定→実行→達成感のプロセス、いまの自分が世界のどの位置にいるか知ることの大切さなどについて、体験談を交えてお話いただきました。
本合宿も5回目を迎え、選手の意識も高まり密度の濃い充実した合宿となりました。
参加選手感想
私が参加させていただいた合宿も今回で3回目。千葉のエアロビクスセンターでの合宿は私にとって今回が初めてでした。
射場もよく知らない所での練習という事もあって、到着するまでは合宿の内容に期待と不安もありましたが、終わってみればとても充実した合宿でした。
今回のコーチとして、元パラリンピックアーチェリー代表 原口さんを招いていただき、試合を想定した練習プログラムを組んで取り組みました。 普段の練習から自分に課題を置いて練習してきましたが、一般の射場での練習では他の利用者もいることからなかなか自分が行いたい練習が出来ないのですが、今回用意していただいたエアロビクスセンターの射場は貸し切りして頂いた事もあり、原口コーチがプログラムした練習内容を思う存分行う事が出来ました。 スタッフとして千葉県のアーチェリー選手である渡辺選手も射場の設営等に協力していただいたおかげで、スムースに練習ができ、かつ集中する事が出来ました。
陸上の高桑様のロンドンパラのお話を聞いた後で、部屋に戻り昼間録画した画像を見ながら、「フォーム」「精神状態」「疲労度合」を思い出し確認しながら「この時はこうだ、この状態ではこうなる」
という、たくさんの知識と経験を持っている原口コーチに画像を分析してもらいながら充実したミーティングをし、翌朝からは埼玉選手2名と千葉の渡辺選手を交えより実戦的な試合形式での練習を行い、
昨日のコーチングと練習を振り返りながら取り組み、自分的に悩んでいた課題がだいぶ改善され、真剣で集中した中にも楽しく充実した気持ちで合宿を終えることが出来ました。
高桑選手の話の中にあったように、私たち選手は決して「一人ではない!」という気持ちと、そして「一人では何もできない!」周りの方々、協力応援してくれるすべての方に感謝の気持ちを忘れず、そしてその気持ちに応えられるようにこれからも精一杯努力していこうと強く思いました。 私は強化選手としては年齢的にかなりいってしまっているのですが、このような合宿があればまた是非とも参加したいと思います。
簡単ではありますが、第5回強化合宿の参加レポートとさせていただきます。
本当にありがとうございました。
アーチェリー 加藤宏次
世界にはばたけ!彩の国選手育成強化事業の第4回強化合宿を6月23日(土)~24日(日)上尾運動公園陸上競技場他において実施しました。 このプロジェクトは世界を目指す陸上競技、水泳、卓球、アーチェリーのトップアスリートの育成強化及び底辺の拡充・競技人口の拡大、社会参加の推進を図ることを目的としたものです。
合宿には選手48名、スタッフ28名が参加し、卓球はオリンピック経験者の田崎俊夫氏(所属:協和発酵キリン卓球スクール)を特別講師として招き、ご指導をいただきました。
練習後に行った講習会では、落合弘氏(所属:浦和レッズダイヤモンズハートフルクラブキャプテン)を講師として招き、基本に忠実であること、最後の頑張り、笑顔の大切さなどについて、体験談を交えてお話いただきました。
陸上競技、水泳、卓球、アーチェリーの強化合宿を中心に世界を目指すトップアスリートの育成強化及び底辺の拡充・競技人口の拡大、社会参加の推進を図ることを目的に、「世界にはばたけ!彩の国選手育成強化事業」を立ち上げました。
第1回強化合宿は選手39名、スタッフ23名が参加し、平成22年11月6日(土)~7日(日)生命の森リゾート日本エアロビクスセンターにおいて実施し、卓球はオリンピック経験者の田崎俊夫氏(所属:協和発酵キリン卓球スクール)を特別講師として招き、ご指導をいただきました。
練習後に行った講習会では、パラリンピック経験者の原口章氏(アーチェリー)、千葉雅昭氏(陸上競技)に世界大会を目指す選手へのアドバイス及び体験談をお話いただきました。
第2回強化合宿は平成23年1月29日(土)~30日(日)埼玉県立スポーツ研修センターにて実施します。
参加選手感想
彩の国選手育成強化合宿に参加させていただき、ありがとうございました。
二日間、短かったですが、良い練習になったと思います。また、大自然の中で走れて凄く気持ち良かったです。
一日目は600×1、1000×5をやって3本目までは良かったが、4本目から脚が上がらなくなってしまいました。その後、補強で普段使わない筋肉を鍛えました。やったことがない方法をやって良いトレーニングになりました。二日目の練習は300×1、400×10でしたが、回復途上の右アキレス腱が悪化し、7本目で切り上げてしまいました。身体管理が不足だと感じました。
二日間、練習してみて自分はまだ足りない所が幾つかあったと思います。次回はしっかりケアして万全な状態で練習に邁進したいと思います。
陸上競技 岩附秀和
第1回目合宿当日、集合場所には様々な選手が集まっていました。アーチェリー・陸上・水泳・卓球の4種目、知的・肢体・聴覚といった他種目合同合宿です。
卓球は障害者の大会等で対戦したことがあるメンバーでした。1日目は元実業団選手の田崎コーチのもと、選手7名に対し4時間の指導を受けることが出来ました。恵まれた環境の中まずどこを直すべきか根本的なところをご指摘いただけました。
夜の講習会では、アーチェリーと陸上競技の国際大会で幾度も戦ってきた方の国際大会経験を重ねていく上で心の持ち方が変わっていく・変えていくといったこと等経験談が聴け良かったと思います。私自身も2年前初めてデフリンピックのプレ大会に出場した際、メンタル面でしっかりと自分に打ち勝つことが出来ていなかったので、メンタルトレーニングの重要さが近年謳われてきておりますがどのようにしてトレーニングを行なうべきものなのか、こちらも専門の方の指導を受けたいと思いました。
夜、他競技選手とも交流を図れ楽しかったです。2日目は昨日の復習も兼ね、基礎から見つめ直す必要性を痛感致しました。
より上を目指す各競技の選手達と2日間共に出来たことは大変嬉しく、また貴重な経験となりました。今から2回目が楽しみであり、次はより上の練習が出来るように日々の練習に励んでいきたいと思います。
ありがとうございました。
卓球 川崎伊智子